2014年2月25日火曜日

書店員おすすめの本2

「悪人正機」
「家族」ってなんだ?「正義」ってなんだ?「お金」って?「ネット社会」って・・・・・?
日本の戦後思想界を牽引し続けた「知の巨人」吉本隆明による語り形式のエッセイです。
糸井重里氏からの質問(お題)に対し、一つ一つ答えていくという形式なので、
彼の代表的な思想書のような難しさはまったくありません。
その内容もまた、現代人が生きていく上で直面する悩みや疑問についてですので、
誰もが共感できるはず。
大・知識人という肩書きにとらわれず、肩の力を抜いて気軽に読んでみてください。
いやあ、それにしても、「会社勤めの上で最も重要なのは、業種や上司ではなく
建物だ」といった人がかつていたでしょうか?

悪人正機・吉本隆明/糸井重里共著・新潮文庫・550円+税
好評発売中!